名古屋市の鶴舞は「つるまい」と「つるま」、どちらの読み方もあります。表にしてまとめました。
読みが「つるまい」 | 読みが「つるま」 |
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大まかに、鶴舞公園内および区画内の施設は「つるま」。それ以外は「つるまい」と読む傾向にあるようです。
鶴舞公園はなぜ「つるま」?【わからない】
尾張名陽図会 巻六(出典:国立国会図書館デジタルコレクション)
江戸時代の「尾張名陽図会」の「鶴舞(つるまひ)池の舊跡」という項に「又の名を鶴萬(つるま)池とも号く」とあります。画像左端の文章です。
また明治時代の「明治十五年愛知県郡町村字名」には、常盤村の項に「西鶴舞(ニシツルマイ)」「東鶴舞(ヒカシツルマイ)」の字名が見られます。
こうしてみると、「つるまい」の読みが「つるま」より一般的だったように思われます。
それでは、なぜ鶴舞公園を「つるま」としたのか。理由が気になりますが、めぼしい史料を見つけることはできませんでした。
ぼく(なごやっくす)
「公園名を定める告示の際に、何か手違いがあったのかも…」とも考えてしまいます。ややこしいですが面白いです!