八橋史跡保存館(愛知県知立市)02

八橋史跡保存館(知立市)を見学してきました!
開館期間は4月~6月で、かきつばたの歴史や文化にまつわる文化財が保存展示されています。

このページに、八橋史跡保存館のおもな展示物や、アクセス・駐車場情報などをまとめておきますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

無量壽寺や八橋かきつばた園と同じ場所にあります。史跡八橋かきつばたまつりの期間中に訪れるのがオススメです!

八橋史跡保存館のおもな展示物

八橋蒔絵螺鈿硯箱(複製)

八橋蒔絵螺鈿硯箱(パブリックドメイン)

八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)は、尾形光琳の代表作の1つです。
硯箱に「伊勢物語」第九段三河国八橋の情景が描かれています。
実物(国宝)は東京国立博物館所蔵です。

燕子花図屏風(複製)

燕子花図屏風(パブリックドメイン)01

燕子花図(かきつばたず)屏風も尾形光琳作。
描かれた背後に八橋で詠まれた和歌がある、日本の絵画史全体を代表する作品です。
実物(国宝)は根津美術館が所蔵しています。

五千円札の燕子花図01

五千円札裏面の図柄もこの燕子花図です。
なお、八橋蒔絵螺鈿硯箱と燕子花図屏風は、かきつばたまつり期間中のみの展示となっています。

方巌売茶竹製笈

方巌売茶竹製笈(ほうがんばいさたけせいおい・県指定文化財[工芸])は、無量壽寺を再建した八橋売茶翁が愛用した笈です。
八橋売茶翁はこの笈を担いで全国各地をまわり、即席で茶を点じたとされています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

笈の中には茶道具一式が整然と納められていました。茶道具のほかに旅の雑記帳(独健帳)や替衣も納められており、高さ133.6cm、重さは12kgにもなるそうです。これを担いで全国を回るなんてスゴい…!

長線|琉球王朝式楽楽器

長線(ちゃんせん)は、琉球国が国王の代替わり時などに江戸に上る際に演奏した楽器です。
現存しているのは、八橋史跡保存館と徳川美術館の二張のみとされています。
普段はパネル展示で、かきつばたまつり期間中にレプリカを見ることができます。

長線の音色を聴ける貴重なYouTube動画です。
徳川美術館所蔵の長線を復元するにあたり、その音階調査を担当した深草アキさんが、即興でレプリカを演奏しています。

その他の展示品

  • 売茶翁肖像
  • 南紀紀行独健帳(市指定文化財)
  • 三河国八橋略縁起

八橋史跡保存館の開館期間・時間

八橋史跡保存館(愛知県知立市)観覧券02
観覧券
  • 開館期間:4月から6月
  • 開館時間:午前9時から午後4時
    (かきつばたまつり期間中は午後5時まで)
  • 休館日:月曜日、金曜日
    (かきつばたまつり期間中は無休)
  • 公式ページ:八橋史跡保存館|知立市

観覧料

区分常設展企画展
一般(高校生以上)150円
(団体120円)
500円以内
小中学生70円
(団体30円)
500円以内

※団体は20名以上

八橋史跡保存館のアクセス・駐車場

八橋史跡保存館(愛知県知立市)アクセスマップ01
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県知立市八橋町寺内61-1(八橋かきつばた園内)
  • 電話:0566-83-1111(知立市観光協会)
  • アクセス:三河八橋駅(名鉄三河線)から徒歩7分
  • 駐車場:知立市井戸尻駐車場を利用
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

最後までご覧いただきありがとうございます。展示場は1階(方巌売茶翁・在原業平関係)と2階(八橋の歴史と文化)に分かれており、僕の見学所要時間は15分ほどでした!

参考文献など

【無量壽寺】関連ページ一覧