名古屋市公会堂(国登録有形文化財)
名古屋市公会堂(名古屋市昭和区鶴舞公園内)を見てきました。
最上階の円形アーチやコーナーの丸み、半円形の窓などロマネスク的な表現が特徴的。整った茶色の色調が、重厚かつ落ち着いた印象を与えてくれる、国登録有形文化財です。
このページには、名古屋市公会堂の歴史や概要についてまとめておきますね。
名古屋市公会堂の歴史【年表】
夜の名古屋市公会堂
名古屋市公会堂は昭和天皇のご成婚を祝して建設されました。
戦後に米軍に徴収されましたが、のちに返還。創建時の様相を大きく損なうことなく今に至っています。
- 大正13年(1924年):昭和天皇のご成婚を祝し、名古屋市の記念事業として建設が決定
- 昭和2年(1927年):起工
- 昭和5年(1930年):完成・開館
- 第二次世界大戦中:防空部隊の司令部がおかれる
- 戦後:米国空軍の娯楽・厚生施設となる
- 昭和31年(1956年):名古屋市の管理に戻る
- 昭和55年(1980年):外部タイル、エレベーターなど改修
- 平成31年(2019年):耐震補強をはじめとする改修
- 令和2年(2020年):国登録有形文化財(建造物)に登録、市景観重要建造物に指定
参考:名古屋市公会堂
ぼく(なごやっくす)
建設には延べ約17万人の職工を動員。開館祝賀式は公会堂のほかに「中川運河・下水処理場・水道拡張」もあわせた四大事業の竣工を祝して盛大に開催されました(参考:名古屋市公会堂Twitter)
名古屋市公会堂の施設概要
- 構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造、地上4階・地下1階
- 設計:名古屋市建築課
- 施工:大林組、大阪鉄工所、清水組
- 敷地面積:6,402㎡
- 建築面積:2,670㎡
- 建築延面積:11,652㎡
参考:名古屋市公会堂Webサイト
ぼく(なごやっくす)
大ホールは三層吹き抜け。コンサートや式典の会場として人気です!(1,552席収容、1階842席、2階400席、3階310席)
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