伊藤圭介先生座像
鶴舞公園の伊藤圭介先生像を見てきました。
著書「泰西本草名疎」の中で「おしべ(雄蘂)」「めしべ(雌蘂)」「花粉」という言葉を初めて使った、名古屋生まれの植物学者です。
また、圭介らが提出した建議書をもとに名古屋大学の前身となる仮医学校・仮病院が設置されたことから「名大の生みの親」とも言われます。
- 銅像除幕式:昭和32年(1957年)5月5日
- 像の高さ:85cm
- 台座の高さ:68.4cm
- 製作者:山本豊市(東京芸術大学教授)
参考:日本最初の理学博士尾張医科学文化の恩人伊藤圭介翁(吉川芳秋,1957)
伊藤圭介先生像の場所【マップ】
伊藤圭介先生像があるのは、鶴舞中央図書館の玄関前です。
図書館に出入りする人たちを、温かく見守っているような印象を受けました。
なお、当初は東山公園に銅像設置を試みましたが、名古屋市当局者の反対により実現しませんでした(参考:書籍「蘭医学郷土史雑考」)。
東山公園には、昭和55年(1980年)に伊藤圭介記念室が植物園植物会館内に完成しています。