加藤高明伯銅像跡
鶴舞公園の加藤高明伯銅像跡を見てきました。
愛知県出身の第24代内閣総理大臣・加藤高明を顕彰して建立された銅像の跡です。
銅像は昭和19年(1944年)に戦時物資の不足を理由に供出され、現在は台座が残されています。
出典:加藤高明伝(加藤高明伝刊行会,1928)
国立国会図書館デジタルコレクションより
往時の銅像の姿です。加藤高明伝に「銅像身十六尺、台石二十六尺」と記載されていました。
1尺≒30.303cmで計算すると、合計の高さ(四十二尺)は約12m73cm。清水の舞台と同じくらいです。
にわかには信じがたい、相当な高さです…!
- 銅像建立:昭和2年(1927年)6月24日
- 製作者:朝倉文夫
※加藤高明伝(加藤高明伝刊行会,1928)より。現地案内板には昭和3年建立とあり
加藤高明伯銅像台座の場所【マップ】
加藤高明伯銅像台座は公園の北東、竜ヶ池のそばにあります。
僕が訪れたのは桜の見ごろ時期。公園北西の桜林エリアは賑わっていましたが、銅像跡周辺は人が少なく、のんびり見学できました!
ぼく(なごやっくす)
加藤高明は首相在任時に普通選挙法や治安維持法を成立させました。なお、愛知県出身の内閣総理大臣は、ほかに海部俊樹(第76代)がいます